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理事長挨拶=日本顎咬合学会=



理事長 黒岩昭弘


『会員の安心・安全を最優先に考える』ことが事業の一つ

 未曽有の出来事が我々に訪れています.この度のCOVID-19による感染症の被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます.

悪しき感染症はグローバルな社会構造や人間関係まで破壊し,我々の生活を蝕んでおります.誰にも何時収束するかはわかりません.さらに2波,3波の流行もあり長期戦になると言われております.私としては只々早い収束を願うばかりです.

今回このような状況を鑑みて今年開催予定であった第38回学術大会を延期することについては,既に皆さまへご連絡させていただきました.学術大会を延期にするにあたっては,紙上開催・Web開催などへの変更も含めて熟考を重ねたところ,参加費に値する完成度が得られないと判断しこの結論となりました.依頼講演に快諾いただいた先生をはじめ,関係者の皆さまご理解・ご協力いただきありがとうございました.重ねて御礼申し上げます.また,次回の学術大会は「第38・39回大会」といたします.これは次々期大会が40回大会であり,加えて40周年記念でもあります.もし,次回を第38回としてしまい,その後の大会回数と学会の記念事業の回数が異なると,その理由として毎回この忌まわしい出来事を説明することとなり,これを後進に引き継ぐことを嫌ったため決定しました.なお,認定医・指導医の更新や単位に関しては皆さまの不利にならないようにいたしますのでご安心ください.

さて,本学会はほとんどの会員は臨床医(開業歯科医)であります.疾患と戦うときは致し方ありませんが,集いによって感染する恐れがあることは,学会の本意ではありません.よって収束するまでは支部学術大会・認定医研修会・咬み合わせベーシックセミナー・咬合フォーラムなどの開催は支部長ならびにそれを支える支部役員の負担が大きすぎると判断し,年度内の開催を見送ることといたしました.

まず,『会員の先生方を守る』が私の考えるすべてであります.どうか,次年度までは『先生方の素晴らしい臨床力を実践いただき一人でも多くの人々を助け』,次の学術大会では元気に再会し語り合いましょう.各イベントは残念ながら開催されませんが,これまでの『かけがえのない日顎の繋がり』はなくなったわけではありません.Webなどでこれまで以上に情報交換ができれば良いと思います.

加えて,降りかかっている災害から皆さまを応援をする目的で『次年度の会費免除』と考えました.このことは,諸先輩方のご努力による予備費,未開催の事業による縮小,数度にわたる各委員会の予算の見直しによって可能となりました.もちろん日々,我々の活動を支えていただいている賛助会員の皆さまも同様に免除させていただきます.これは一つの『会員の安心・安全を最優先に考える』事業です.幾度も行えることではありませんが我々執行部も熟考を重ね結論に至りました.「なぜ今年度分ではなく次年度分なのか」というご意見もあろうかと思います.今年度に関しては既に78.2%が納入済み(2020年4月1日現在)であり,「定款上返金することができ兼ねる」という状況にあります.また,返金するための手続き(定款の変更を含む)に要する時間・労働・費用も考慮しなくてはなりませんでした.よって「スピード感をもった」アナウンスを可能とするためにも「次年度」となりますことをご理解いただきたく思います,

さて,学会としての『この疾患における出口』はと申しますと,ワクチンあるいは適切な治療方法が確立した時と考えております.長引くようであれば『新しい生活様式も取り込んだ学会活動』を考える必要があります.デジタル技術を取り込んだコミュニケーションによって学会の活動自体が様変わりする時期なのかもしれません.早期に活動を再開するためにも,感染に影響のない方法での活動を模索しています.

最後に,我々の使命は口腔を中心とした患者の健康を守ることです.このような状況でも患者の口腔内を放置できません.感染には注意しなければなりませんが,これまで以上に国民のために戦いましょう.でも,皆さまお身体ご自愛お忘れなく.ごきげんよう.



2020年度学会事業について







第38回日本顎咬合学会学術大会・総会







第24回日本歯科医学会学術大会ホームページ




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